Fukurou旅行記

Fukurouといいます。青年海外協力隊で2年間、アフリカで生活→ブラジル等の南米の国々で1年間、仕事と放浪→現在、中米のコスタリカ在住。現地旅行会社勤務。旅、自然、食べ歩き、ビールとコーヒーが大好きです。

珍味の宝庫?コスタリカの一風変わった作物をご紹介。

Hola!(こんにちは!)

 

コスタリカ在住のfukurouです。

今回はコスタリカの一風変わった食べ物や作物を皆さんにご紹介します。

 

コスタリカは今でこそ、観光業や医療やIT関連部品の製造業等も国の重要な産業と

なっていますが、昔からコスタリカは伝統的な農業国としても知られており、現在でも

農業や畜産業は国の大事な産業の一つです。

 

代表的なコスタリカで栽培されている作物といえば、コーヒー、パイナップル、バナナ、カカオ、バニラビーンズ、胡椒、サトウキビ、パパイヤ、アボカド、マカダミアナッツ等々、無数の種類の作物が栽培され、輸出されたり国内で消費されたりしています。

 

コスタリカは中米地域に位置していて、赤道が近くトロピカルな気候で日本ではまず

見かけることのないような作物、フルーツが売られています。

 

今回の記事では、コスタリカで栽培されている作物でもとりわけ変わったもので、

なおかつコスタリカ人の生活にとって欠かせないものをいくつか皆さんにご紹介させていただきます。

 

■野菜系:

①パルミート(ヤシの新芽):

→ヤシの新芽の白くて柔らかい部分を食べます。コスタリカを含め、中南米地域では

 よく食べられ、サラダや前菜の料理等に使われます。

 シャキシャキとしていてタケノコのような触感でくせもなく美味しい野菜です。

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パルミート。市場や道路沿いの八百屋などでよく売られています。生でも食べられますが、基本的には茹でて、柔らかくした状態でサラダなどに使います。

 コスタリカのカリブ海側地域で大規模なプランテーションを見ることが出来ます。

 コスタリカはブラジル等に次ぎ、世界でも5本に指に入るパルミートの輸出国です。

 ちなみに世界で1番のパルミート消費国は意外にもフランスだそうです。

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とある農家で食べさせてもらったとりたてのパルミート。甘くてみずみずしくてとても美味しかったです。

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スーパーではこのようなすでに細かく切られた状態でも売られています。

②ペヒバジェ(ヤシの実):

→ペヒバジェはヤシの実の1種で、コスタリカでは野菜替わりに食べられます。

 どちらかというとおやつ替わりに食べる野菜で、茹でて皮をむいたものにマヨネーズ

 や塩、砂糖等をつけて好みの味付けにしたうえでコーヒーと共に食べます。

 触感は栗のような感じで何とも言えない独特の風味があります。

 外国人の方にとっては好き嫌いが分かれるようですが、コスタリカ人は大好きです。

 ペビバジェはニカラグアからブラジルなどの南米地域まで広く自生しています。

 コスタリカでは実は食用として、他の部分は現地の先住民たちによって、

 弓矢や家具、工芸品を作るために今でも使われています。

 コスタリカ人にとって日々の生活に根付いた植物です。

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道路沿いの八百屋で売られていたペヒバジェ。お湯で湯がいて食べます。

③アラカチャ(根菜):

→アラカチャとは中南米原産の作物で分類上はニンジンとセロリの中間に位置するそう

 でコスタリカではよく食べられます。

 1年に2回収穫することが出来て、主に根っこの部分を調理して食べます。

 生で食べることは出来ず、コスタリカでは

 味は甘味があり、変なクセはなく、非常に食べやすい野菜です。

 元々が南米のアンデス地域原産であり、コスタリカでは山岳地帯で栽培されている

 のをよく見かけます。

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アラカチャの植物。コスタリカでは葉っぱは食べずに根っこの部分を皮をむいて、湯がいたりして食べます。

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アラカチャの根っこの部分。このように皮をむいて湯がき、細かく刻んで野菜炒めのようにして食べるのが一般的。

④イタボ(食用花):

→イタボという植物の花を部分で、コスタリカでは野菜として卵やニンジンと一緒に

 野菜炒めにしてよく食べられます。

 植物自体は中米原産の植物で隣国のパナマやニカラグアでも見かけますが、

 コスタリカほど花をよく食べる印象はありません。

 鉄分やナイアシン等を豊富に含み、健康に良いことでも知られています。

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イタボの花。白い花の部分を炒めたり、スープに入れたりして食べます。ビタミンや鉄分などの栄養豊富。少し苦い味がします。

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この袋一杯のイタボの花で大体お値段は1.5ドルから2ドル程度と地方ならかなり安く購入出来ます。時期になると道路沿いの八百屋などでも売られています。

⑤アチヨテ(ベニノキ):
→日本語ではベニノキと呼ばれ、南米原産の植物で、コスタリカでは種子から

 天然の着色料を得て、主に料理に使われます。

 コスタリカの代表的な料理である「アロスコンポジョ」というチキンピラフの

 お米のオレンジに近い色はこのアチヨテの天然の色素で色付けをされます。

 その他、コスタリカではチーズの色付けにも使われています。

 主にコスタリカのカリブ海側地域などの熱帯地域で栽培されています。

 ベニノキから抽出された色素は調理用の他、化粧品製造にも使われており、

 中南米地域の先住民たちの間では顔のペイントや工芸品や織物の着色などにも

 使われていました。

 

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アチョーテの熟した実。中には小さな種子がたくさん入っています。

 

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アチョーテの実を割ると中にはたくさんの種子が入っており、種子の一つ一つは非常に硬く、つぶすと赤い汁が出てきます。

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スーパーで売られていたアロスコンポジョ(チキンピラフ)コスタリカの代表的なパーティー料理。この料理の着色にアチヨテが使われています。

■果物系:

①ココナッツ:

→こちらの作物は世界中の熱帯地域で広く栽培されていますが、コスタリカでも同様

 です。特にカリブ海側地域に暮らすアフリカ系の人々にとって、欠かせないもので

 ココナッツジュースや中の白い果肉の部分を食べたり、オイルやミルクを料理に

 使ったりと様々な用途で使われています。

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スーパーで市販されているココナッツの果肉(皮つき)このまま食べたり、サラダにしたり、甘いデザートに使ったりされます。

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こちらの料理はココナッツとキュウリ、パクチーなどの入ったセビーチェ。セビーチェは元々ペルー発祥の料理と言われていますが、コスタリカでもどこでも食べることが出来ます。

②アルボル・デ・トマテ(トマトの木):

→タマリロとも呼ばれるナス科の植物で、現地ではフルーツとして食されます。

 南米のペルーやボリビア等のアンデス地域原産と言われています。

 その名の通りトマトに非常によく似た赤い実がなり、実はとても甘く美味しいです。

 現地では生で食べたり、コンポートにしてデザートとして食べられます。

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アルボル・デ・トマテの木。寒冷な地域を好み、標高2000mを超えるような山岳地帯でもよく見られます。

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アルボル・デ・トマテの実をコンポートにしたもの。南米では風邪を引いた時には、風邪薬の代わりとしてこの実のコンポートを食べるところもあるそうです。

以上、コスタリカの変わった作物のご紹介となります。

今回ご紹介した作物はあくまでも、コスタリカで日常的に購入できる作物で、地域ごとにその他色々なその土地特有の作物があったりもします。

そういったローカルなものも今後も皆さんにご紹介していきたいと思います。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Hasta Luego! (また 次回!)