Fukurou旅行記

Fukurouといいます。青年海外協力隊で2年間、アフリカで生活→ブラジル等の南米の国々で1年間、仕事と放浪→現在、中米のコスタリカ在住。現地旅行会社勤務。旅、自然、食べ歩き、ビールとコーヒーが大好きです。

森のチキン?恐竜?2種類のイグアナをご紹介。

Hola!(こんにちは!)

 

コスタリカ在住のfukurouです。

今回はコスタリカを代表する動物の1種であるイグアナをご紹介します。

コスタリカには2種類のイグアナが生息しており国土のほぼ全土で見られます。

 

■名前:

→コスタリカに生息するイグアナは2種類おりそれぞれ体の色やサイズが違います。

 まず、1種類目のイグアナは「グリーンイグアナ」という種類でその名の通り

 灰色がかった緑色の体色をしています。

 オスは繁殖期の際にはオレンジ色の体色になります。

 体が大きく成長すると大きなオスで2m近くに達します。

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オスのグリーンイグアナ。繁殖期になると体の一部分の色が濃いオレンジ色になります。

そして、2種類のうちのもう1種類は黒っぽい体色をしているため、

「ブラックイグアナ」と呼ばれます。ちなみに、ブラックイグアナには日本語の

名前もついており尾にトゲが生えていることから「ツナギトゲオイグアナ」とも、

呼ばれます。

 

生息範囲は主に中米地域に限られておりグリーンイグアナと比べると小型で

大きくなっても1m程度です。

 

諸説ありますが一説によると地球上の全トカゲ類のうち1番走るのが早いトカゲ

とも言われているそうです。

 

コスタリカには他にもイグアナの仲間である「イグアナ属」に属するトカゲは生息

していますが一般的にイグアナと呼ばれるトカゲはこの2種類だけです。

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ツナギトゲオイグアナ。オスのほうが体が大きく、クレストと呼ばれるたてがみ状のウロコが発達します。

■生態:

→イグアナを含む「イグアナ属」に属するトカゲ類は中南米に広く生息しています。

 有名なものではガラパゴス諸島に生息する「陸イグアナ」と「海イグアナ」ですが

 コスタリカには上記の2種類は生息していません。

 

 イグアナという名前はスペイン語ではなくカリブ海地域に住んでいた先住民族

 であるタイノ族(Taino)の言葉である「Iwana」が語源とされています。

 

 グリーンイグアナは樹上性が強く1日の大部分を木の上で過ごします。

 逆にブラックイグアナはもちろん木の上にも登りますが、どちらかというと

 地上で歩いてる姿を見かけることが多いです。

 

 また、泳ぎも得意で天敵(タカやワシ等)に追われるとわざと水中に落ちて、

 泳いで逃げる姿も今までに観察されています。

 

 オスはメスよりもたてがみ状のウロコ(クレスト)が発達し体が大きくなる傾向

 があります。

 

 見た目は恐竜のようないかつい風貌ですが草食であり爬虫類なので、

 卵を産んで繁殖をしていきます。卵から産まれた後、約16か月程度で性的に

 成熟して繁殖が出来るようになります。

 

 非常に目が良く視覚を使ってイグアナ同士のコミュニケーションをとったり、

 天敵を発見したり、ジャングルの中で食べ物を見つけたりしています。

 聴覚は余り良くありません。

 

 コスタリカではかつて食用とされていた時代があり(現在は法律で禁止)、

 お年寄りの方に話を聞くといつも「イグアナはチキンみたいで美味しいよ」という

 答えが返ってきます。昔はイグアナを養殖していた場所もあったそうです。

 

 ちなみに僕がよく行く隣国のニカラグアでは、ローカルの市場に行くといまだに

 イグアナが売られています。

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樹上で日光浴をするグリーンイグアナのオス。日が照っている時間帯は彼らは高い木の上で日光浴をしている場面が観察出来ます。

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ブラックイグアナ(ツナギトゲオイグアナ)のオス。グリーンイグアナに比べると地上で行動することが多いイグアナです。

 

■どこで見れるの?:

→イグアナは熱帯地域に生息する生き物ですので標高の高い地域では見られません。

 また、生息地も異なっており主にグリーンイグアナはコスタリカのカリブ海側で、

 ブラックイグアナはコスタリカの太平洋側の熱帯低地でよく見られます。

 

■イグアナ観察の個人的オススメスポット:

→僕の個人的なイグアナ観察スポットをご紹介します。

〇グリーンイグアナの場合:

1)サラピキ:

→以前、ブログで紹介したサラピキというコスタリカのカリブ海側地域は生き物の宝庫

 グリーンイグアナも高確率で観察出来ます。ただし、サラピキの森は木々の樹高が

 高くグリーンイグアナも木の上のほうにいることが多いので観察や撮影の際は

 双眼鏡と、高倍率のカメラがあると良いです。

 宿泊しているホテルやロッジ、現地のツアー会社で動物観察ツアーかもしくは、

 サラピキ川ボートツアーに参加しましょう。

 かなりの確率でグリーンイグアナを観察出来ます。

 

2)トルトゥゲーロ:

→コスタリカのカリブ海側にある僻地でバスとボートを乗り継いでしか行くことが

 出来ません。サンホセからは公共バスと公共ボートを乗り継いでいくことが出来る他

 サンホセ発着の1泊2日からのパッケージツアーも現地のツアー会社が催行。

 通年、雨の多い地域ですので雨具と虫よけの薬は必携です。

 

 トルトゥゲーロはボートツアーの他、海ガメの産卵ツアーなど動物観察が好きな方

 にオススメの場所ですのでまた別の記事で詳しくご紹介します。

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トルトゥゲーロのボートツアーで観察したグリーンイグアナ。この時は比較的、木の下のほうに降りてきていました。

3)カニョネグロボートツアー:

→アレナルの旅の拠点となる「ラ・フォルトゥーナ(La Fortuna)」という町の

 ツアー会社でボートツアーを予約することが出来ます。

 カニョネグロボートツアーはイグアナの他にナマケモノ、数種類のサル、

 グリーンバシリスク、カイマン(小型のワニ)も観察出来るのでオススメです。

 ツアー参加費用は大体お一人様当たりUS65~75ドル程度で昼食付。

 

〇ブラックイグアナの場合:

1)マヌエルアントニオ国立公園:

→ブラックイグアナが高確率で観察出来ます。特にビーチ沿いやマングローブ林で

 日光浴をしたり餌を食べているイグアナをよく見かけます。

 

2)グアナカステ地域:

→コスタリカの北部に広がる地域で世界でも珍しい熱帯乾燥林という環境が、

 広がっています。この地域の国立公園(サンタロサ国立公園等)やボートツアーに

 参加するとブラックイグアナが良く見られます。

 ボートツアーではグリーンイグアナも観察可能です。

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グアナカステ県でボートツアーに参加した際に観察したブラックイグアナ。巨大なシロアリの塚の上にいました。

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塚の上をうろうろしていたので、恐らくシロアリを食べていたのでしょう。

■観察の際の注意点:

→場所によっては人に非常に慣れておりかなり近くまで寄ることが出来ますが

 あくまでも野生の生き物ですので噛みつかれる可能性もあります。

 決して近づきすぎないようにしてください。

 

→コスタリカの法律により野生動物への餌付けは禁止されています。

 動物に人間の食べ物をあげることは彼らの健康上よくないことなので、

 野生の動物に餌を与えないようにしてください。

 

以上、コスタリカに生息する2種類のイグアナのご紹介をさせていただきました。

コスタリカではほとんどどこでも見られるような生き物で怖い?風貌のわりに

動きはゆったりとしていて(走ると早いですが)、なんだか癒される生き物です。

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いかつい風貌だけど、近くで見るとつぶらな瞳でかわいいですね。

皆さんもコスタリカにお越しの際にはぜひ観察してみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、Hasta Luego!(また 次回!)